日経クロストレンドの独自調査「イノベーション300」によれば、個人投資家へのアンケートで「イノベーティブだと思う企業」を選択してもらったところ、多くの投資家が選んだイノベーション企業4強として、トヨタ自動車、楽天、LINE、ソフトバンクグループが選ばれたのだそうですね。

今までにない新しい市場、価値、商品・サービスを作り出す力を持つ企業のことを「イノベーション企業」と呼ぶのですが、この４強にトヨタが入っているのはちょっと興味ふかいですね。

というのも、イノベーティブと聞くとどうしてもインターネット関連の企業を思い浮かべがちですし、少し前に行われた過去3年の決算データと個人投資家アンケートによれば、日本を代表するイノベーション企業トップ3として、キーエンス、トヨタ自動車、LINE、任天堂、楽天となっていたので、個人投資家の評価は業績と全く同じに反映されるわけではないようですね。

まぁ、昨今では日本ではイノベーションが起きないと言われてきていますし、イノベーションに関する国際競争力ランキングでも、順位を下げ続けている日本。

原因としては欧米のイノベーションを模倣しているだけではないかとも言われていますし、今一度、日本が国際的に強かった時代のように日本流のイノベーションを起こしてもらいたいものですね。