企業ブランド評価、アップルとソニー首位

消費者やビジネスパーソンが企業ブランドをどのように評価しているかを多角的に分析する、日経リサーチの2020年版「ブランド戦略サーベイ」の調査結果によれば、総合得点でアップルジャパンとソニーが首位で並び、さらに3位にはヤマト運輸が入ったようです。

企業ブランド総合ランキング

  1. アップルジャパン、ソニー
  2. ヤマト運輸
  3. 日本マイクロソフト
  4. グーグル
  5. パナソニック
  6. キューピー
  7. 日清食品
  8. 味の素
  9. 日本コカコーラ

上位5位の中にはインターネット関連の企業が多い中、生活インフラとしての重要性が再認識されたヤマト運輸が入ってきたのは、ちょっと嬉しいですね。

やはり新型コロナウイルス感染拡大による影響により、巣ごもり需要を取り込んだ企業が上位を押さえ、19年調査に続きトップとなったアップルジャパン、19年の2位から首位に並んだソニーはともに、在宅勤務の常態化など生活スタイルの変化によって、スマートフォンやゲームに触れる機会が相対的に増えたことが企業ブランドの評価にもつながったようですよ。

ヤマト運輸、前回5位からトップ3に返り咲き

前々回の2位から前回5位に後退したヤマト運輸は、消費者PQの上昇幅が全体1位となり、消費者評価で前回14位から3位に急上昇。総合でも3位に入った。外出自粛期間に生活インフラとしての重要性が再認識されたことが消費者からの評価につながった。

ユニクロが消費者ランキングで初のトップ10入り

消費者ランキングで前回22位のユニクロが8位に急浮上、意外にも初のトップ10入りとなった。速乾性や通気性に優れる機能性肌着「エアリズム」の素材でマスクを生産したことが消費者からの評価に影響したとみられる。

ビジネスパーソンの評価が急上昇したアイリスオーヤマ

いち早くマスクの生産を開始し、外出自粛・在宅勤務における家具・家電の需要増に応えたアイリスオーヤマは、ビジネスパーソンの評価でビジネス有用度と独自性が大幅に上昇し、ランキングも前回62位から17位にジャンプアップした。

ブランド戦略サーベイとは

インターネットで年1回実施している企業ブランド調査の結果に基づき、企業のブランド戦略を支援するサービスです。独自の指標を用いて企業のブランド力を測定し、ブランド価値の構造や変遷を明らかにするとともに、ブランド力やブランドイメージの構築・再構築に有用なデータを提供します。

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