ソフトバンクG、反転攻勢へ

ソフトバンクグループの孫正義社長が21日に開催された株主総会に議長として出席し、手元には5兆円以上の現金があり「守りは十分にできた。いよいよ反転攻勢」する時期が近づいていると話しました。

総会では冒頭に上映したビデオで、2022年度の活動と業績についてはビジョン・ファンド(SVF)による投資の縮小と資金化を中心とした守りの姿勢を徹底した一方、23年度は「守りと攻めの両方」に対応できるよう財務運営を行うと強調しました。

ソフトバンクグループは1兆円近い赤字を計上するなど厳しい経営が続いているのですが、「手元に5兆円を超える現預金がある」と話し、AI革命で反転攻勢をかけるとアピール、「ChatGPT」を開発した米オープンAIについて、「日本での最大のパートナーになるのはソフトバンクになる」と述べ、共同で事業を展開したい考えを示しました。

自身の去就と後継者を巡っては「引退したくない。後継のことはもうちょっと先だ」と指摘。「(業績が)2兆円から3兆円上がったり下がったりするのは誤差の範囲」などと、「孫正義節」で議事を進行していました。

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