ソフトバンクグループの投資戦略
2019年11月7日
ソフトバンクグループが15年ぶりの営業赤字に転落しましたね。
シェアオフィス「ウィーワーク」を運営するウィーカンパニーなど出資先の企業価値が下落し、令和元年9月中間連結決算で約5300億円もの評価損を計上し、本業のもうけを示す営業利益が155億円の赤字となり、前年同期は1兆4207億円の黒字だったものが一気に転落となりました。
投資先企業の評価額急減が大きく響いたわけで、、これまで投資会社として規模を拡大してきたことを考えると、今後の事業戦略は試練に立たされてしまいましたね。
記者会見したソフトバンクグループの孫正義社長は「今回の決算はボロボロだ。真っ赤っかの大赤字で、まさに台風というか大嵐という状況だ」と述べ、今後の投資方針として「投資先の財務は、あくまでも独立採算であってウィーワークが赤字になったからといって、われわれが救済しに行くような投資は行わない。今回のウィーワークはそれなりの事情があったが、これで終わりにし、こういう例外はもうしない」ということです。
とはいえ、このような状況下野中、ソフトバンクグループは、傘下のアメリカ4位の携帯電話会社スプリントと、3位のTモバイルUSの合併に向け「必要なすべてのアメリカ連邦規制当局の承認を取得した」と発表し、この合併によってできる新会社は、ベライゾン、AT&Tに次ぐ、全米3位の携帯電話会社となるのだとか。
しかし、3位と4位が合併しても2位になれないなんて、上位の牙城が高いですね。
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