SBG、株売却で1兆2000億円を超える黒字

ソフトバンクグループの今年6月までの3か月間の決算が最終的な損益が1兆2000億円を超える黒字となったのだそうです。

新型コロナウイルスの影響で巨額の赤字に陥った昨年度の決算から一転、保有していたアメリカの大手携帯電話会社の株式を売却したことで利益が押し上げられたようで、最終的な利益が去年の同じ時期より11.9%増え、1兆2557億円となったそうです。

昨年度1年間の決算では、新型コロナウイルスの影響による金融市場の動揺で投資先の企業の価値が下がり、9000億円を超える最終赤字に陥ったのですが、その後、保有していたアメリカの大手携帯電話会社、TモバイルUSの株式の一部を売却したことなどで利益が押し上げられた形となったようです。

今年3月、財務状況を改善するため1年かけて4兆5000億円分の資産の売却を進める方針を明らかにし、TモバイルUSの株式のほか、通信子会社のソフトバンクの株式の一部を売却したことなどで今月3日までに95%余りにあたる4兆3000億円分を完了したということです。

巨額の赤字から一転、大幅な黒字に転換したとはいえ、投資先の企業の中には新型コロナウイルスの影響が続いているところもあり、経営の安定化が今後の課題となりそうで、孫正義会長兼社長はオンライン会見で「防御は戦うために欠かせない大変重要なもの。ソフトバンクの防御は現金」と話し、新型コロナの感染拡大の第2波、第3波への備えとして手元資金を厚くする考えを示しています。

また自ら約200億円を出資する投資運用子会社を設立することを明らかにし、アマゾン・ドット・コムなど上場する情報通信(IT)関連株に投資していくのだとか。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします