銀行アプリで不正出金

銀行のアプリを悪用し、預金者になりすましATMから現金を引き出す手口が6、7月に32件確認されたのだそうで、それにより計約1060万円の被害があったようです。

関係者の話では、銀行にはセブン銀行や一部の地銀が含まれているということのようですが、8月以降の被害は確認されていないようです。

しかし、日本の金融、大丈夫ですかね?

インターネットと関連する金融サービスでは、つい最近NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」と他人の銀行口座をひも付け、預貯金を不正に引き出す被害が相次いでいますし、アナログからデジタルへと移行することのできない旧態然とした日本の悪い部分が顕著に現れていますよね。

どうやら、この銀行アプリを使う手口については「情報を抜き取られたのか心当たりがないと話す被害者がほとんど」となっているようですから、人ごとで済ませず、まずは自分の口座を確認したほうがいいでしょうね。

ちなみに、セブン銀行がスマートフォン利用者向けに提供している公式アプリは、キャッシュカードを用いず、銀行口座とひも付けたアプリを入れたスマホで、QRコードなどを利用して、ATMで入出金ができるサービスのようで、このアプリを使用する際には、預金者の生年月日や電話番号などを入力する必要があるようで、今回の被害については詳細な手口は分かっていないとはいえ、何者かが預金者の氏名や住所など個人情報を引き出し、預金者になりすまし、ダウンロードしたアプリで不正に出金したとみられていて、セブン銀行の広報担当者は取材に対し「不審なIPアドレスからのアクセスに対しては認証しないなど、さらに対策を強化している」としており、被害者に対しては、金額を補償する方向で話し合いを続けているようですね。

また、警察庁が公表したサイバー犯罪のまとめによると、今年1~6月の間に国内で発生したインターネットバンキングの不正送金被害は、前年同期比3倍の約5億1200万円となったようで、被害件数は4.8倍の885件となり、2019年下半期(1689件)と比べ、減少傾向にあるものの、依然として高水準にあるようです。

不正送金被害を受けた個人口座865件のうち、5割はセキュリティー対策として1回の利用ごとに使い捨ての「ワンタイムパスワード」を利用していたにもかかわらず、突破されていたのだそうで、ただただ面倒臭い手続きを行わせておきながら、まったく安全ではなかったなんて、笑えませんよね。

警察庁幹部は「気付かぬうちにフィッシングサイトに接続している可能性があるということで、不審なメールに記載されたURLにアクセスしないなど、基本的な点に注意してほしい」と呼びかけています。

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