スマホ無料送金「ことら」

個人間でスマートフォンを使った少額送金が行える「ことら送金」サービスに、全国約150の信用金庫が8月末から9月にかけ順次参加するのだそうです。

既に参加している大手銀行や地方銀行に全国各地の信金が加わることで、スマホ送金の使い勝手が向上しそうですね。

小口決済サービス「ことら」は、2022年10月にNTTデータが開発を手掛け、「J-Debit/CAFIS」の仕組みを活用し他行の銀行口座や異なるキャッシュレス決済アカウントにシームレスに送金ができ、手数料も低く抑えることができるサービスで、ことら送金は、スマホアプリを利用して、「ことら」に加盟している金融機関の口座間で10万円以下の個人間送金ができます。

ことら送金は1回あたり10万円以下の個人宛送金が対象となり、他行宛の送金も手数料無料、口座番号だけでなく連絡先(携帯電話番号・メールアドレス)宛の送金も可能となっています。

大手銀行が出資し決済システムを運営する「ことら」に対応する金融機関の数は、今年5月末時点で大手銀・地銀の計49行で、この夏に京都中央信用金庫、岡崎信用金庫など各地の信金が加わると約200に拡大、今年度中には、参加信金数が全国の約3分の2を占める約170となり、全体では230を超える金融機関で利用可能になる予定 なのだとか。

「ことら送金」利用件数の推移

ことら送金の利用件数は、サービス開始当初の昨年10~12月の18万件から今年1~3月には60万件へ増えており、4~6月には100万件程度になる見通しで、4月には給与のデジタル払いが解禁されており、キャッシュレス支払いの需要は今後も高まる見込みとなっており、ことらは参加金融機関の裾野を広げ、利便性を高めていきたい考えのようです。 

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