経営者が考えるリモートワーク

メディカルコンチェルトの経営者を対象にしたリモートワークにおける社員の健康管理・メンタルヘルス管理に関するアンケート調査によれば「退職率が低い企業、売上が高い企業では、ある共通した傾向がある」ことが判明したのだそうですよ。

なんでもリモートワーク開始から1か月以上が経過した今、経営者が考える「リモートワーク継続における重要課題」についてアンケートを実施したところ、1位は「生産性の向上」(51.0%)だったのだそうで、会社に出社したからといって生産性が向上しているわけではないとわかっていても、やはり目につかないことによって「サボっている」かもしれないという不安や仕事をしないかもしれないという疑念は払拭できないようですね。

別のアンケートでは「オフィス出勤者7割削減」を求めた政府の緊急事態宣言は解除されたとはいえ、テレワークを「これまで通り続ける」という答えが75.6%に達しているようで「規模を縮小して続ける」(10.9%)という回答を合わせると、大半は一定程度、テレワークを続けていくような傾向があるようで、社員によってテレワークの向き不向きはあるとはいえ、生産性が下がるということはないように思えます。

そもそもの話、8時間労働が適切なのかということに対しても疑問は残りますし、日本人の多くは会社に出社していることによって仕事しているという錯覚に陥りやすいですし、残業して稼ぐという非効率的な人までいるくらいですからね。

これがリモートワークとなり、自分の裁量で仕事を進めていかなければならないとなると、実際のところ、どんな怠け者でも仕事に対して考えるようになるんですよね。

もっとも在宅勤務を実施したうえでの課題や問題点として「自宅で行える業務が限定的」だということもあるのでしょうけど、誰かに決められた時間で仕事をこなすのではなく、仕事によって自分で時間をコントロールできるような働き方になっていくのは望ましいですよね。

社員側のデメリット

リモートワーク実施経験者にリモートワーク前と比較した体調の変化を聞くと、最も多い回答となったのが「首・肩のこり」(27%)、2位は「目の疲れ」(25%)、3位は「ストレス」「目の乾き」(各17%)だったのだそうです。

これは想像ですが、これまで会社に出社しているとデスクトップで仕事をしていたものが、ノートパソコンになったために姿勢が悪くなってしまったり、経営者としては嬉しいことになるかもしれませんが、仕事に対する集中力がリモートになって増したのではないでしょうかね?

自宅の場合オフィスとは異なり、人や電話などで邪魔されることがありませんから、より集中して仕事に取り組むことができるため、時間を忘れがちになりますし、休憩をとるタイミングを見失いがちになります。

ですので、リモートワークにおけるケアとして、体調管理や環境を整えるなどのサポートは必要となるかもしれませんね。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします