顧客を分類する 

思うように売り上げが伸びない、今後の事業の将来性が望めない場合など、これまでのビジネスから新しいビジネスにモデル転換しようという風に考えるかもしれませんが、新たにビジネスモデル転換する場合には注意しなければならないことがあります。

まず第一に新規参入した事業に対するノウハウはありませんし、社員だってすぐに切り替えて事業に邁進できるわけではありません。

また新規ビジネスが軌道に乗るまでには時間はかかりますし、また新規のお客様を獲得していくこともままなりません。

そんなときは、まず現在のビジネスにおけるお客様を分類してみることから始めましょう。

顧客を6つのカテゴリーにわける

お客様を大きく分けると「既に購入したお客様」「新たに購入するお客様」というように分類できるのですが、実はこの2つだけでは十分ではありません。

じつのところ「お客さま」を分類すると6つのタイプに区分することができ、この6つに分類して考えると、現在のビジネスをしっかりと立て直すことも可能なのです。

潜在顧客

このお客様のタイプは、ご自身のビジネスに対して何も知らない人々のことで、新しいお客様になってくれる可能性があり、こちらのお客様へのアプローチは広告宣伝が最も効果的です。

見込み客

こちらのタイプは、既にご自身のビジネスのことを知っていて、商品を購入してくれる見込みのある顧客で、実際に購入してもらうためには広告宣伝だけでは不十分で、その商品を購入してくれる動機を作っていくことが大切です。

新規顧客

文字通り、商品を購入してくれた顧客のことで、このお客様をリピーターに変えていくことがビジネス成功の近道です。ご自身の会社や商品の良さを理解してもらうことが重要で、例えば「製品開発までの苦労」「会社創業の思い」などをストーリーとして伝えることで、お客様の気持ちを惹きつけることができます。

リピーター

既に数回以上商品を購入してくれた顧客で、次の段階である「得意客」になってくれる有力なお客様で、このタイプの顧客はあなたのビジネスに貢献しているという気持血を持っていますから、この感情を軽視してはいけません。

この場合の顧客には、ポイントカードやスタンプカードなどによる何らかのメリットを提供していくことが効果的です。

常連客

この段階においてはご自身のビジネスや商品に対して好感を持ってくれている大切なお客様となっており、このお客様によって経営が成り立っていると考えて間違いありません。

とはいえ、ここで過信は禁物。
本当に満足しているというお客様層ではありませんので、小さな不満を持っている可能性もあり、このお客様の不満点などを吸い上げ、解決していくことで、次の段階のお客様へと移行していきます。

ファン

このレベルのお客様であれば、ご自身のビジネスや商品のことが大好きで、他の見込み客を紹介してくれる存在となっています。

こちらで宣伝しなくても、この層のお客様は口コミなどで身近な見込み客に商品やビジネスを紹介してくれます。

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