失敗談から学ぶ
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知識は重要なことに間違いありませんが、それ以上に経験こそがすべてに勝ります。
成功も失敗も全ては経験ですし、それらは繋がっており、経験によって人は強くなっていくもの。
とはいえ、何でもかんでも全て自分ひとりで経験することなど不可能ですから、他人の成功談や成功体験を聞くのはとても重要で参考になります。
あの成功者の体験談や成功の秘訣、どれをとっても素晴らしい響きにしか聞こえてきません。
しかし、注意しておいて欲しいのは、その成功談を聞く目的であり、その本質は「あくまでも過去に学ぶこと」であり、決して成功者の真似をしたり、言った通りに物事を実行することではありません。
そもそも成功者の話を聞くということは、そこで得た情報を自分で取捨選択し、自分に合ったやり方を見つけ出すためであり、成功者のコピーをするためではりません。
実際、成功者の成功談を聞くよりも、逆に失敗した方法や、やらなければ良かったと成功者が言った方法こそ参考にすべきなのです。
まず、成功者がやって失敗したことはしなければいいですし、成功者が実行
しなかったことをしなければ、間違いなく失敗することはないわけですから。
成功経験は同じじゃない
経営だけでなく、多くの事象において「成功事例に学べ」と言われる事は多いのですが、その反対に「成功体験が足枷になる」と言われることもあり、たまたま成功してしまっただけに、その手法や方法を変えることができず、苦しんでしまう経営者は多いものです。
そもそも成功した人たちの成功する過程においては、必ず失敗が付いているもので、現時点で「成功した体験」を有難がって聞くだけでなく、その背後にある失敗や「しなかったこと」に注目するべきなのです。
現在、多くの書籍やセミナーなどで多くの経営者の自伝や成功体験を見たり聞いたりすることはできます。
しかしそれらの中には、どれ一つとして自分と同じ経験というものはなく、多くの成功者と言われる方々の実例を目の当たりにしておきながら、それらをただ知っているだけで、ほとんど実行することはできません。
毎朝30分の掃除で売り上げが上がったとか、毎年1月1日のお参りを欠かさないとか、朝4時に起きて夜は10時に眠るとか、様々な成功者の行動を知ることができますが、実際のところ、それを真似しただけでは経営は上手くいきませんし、ある一部分だけを切り取っても意味のないことなのです。
そもそも他社の成功事例は、自社での再現性は低いですし、成功するには人それぞれに理由があり、普遍的なものなんてありはしないのです。
ですので、成功者の話を身にするためには、成功した事例ではなく、成功者がしなかったこと、失敗したことに注目して聞くことがいいでしょう。
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