赤字決算、続々。

ヤマハ発動機の2020年6月中間連結決算では、売上高が前年同期比19.9%減の6854億円、最終損益は27億円の赤字となったようで、同期の赤字はリーマン・ショック後の2009年以来11年ぶりとのことのようです。

新型コロナウイルスの感染拡大による需要減や工場の操業停止の影響を受け、2020年12月期の業績予想は、売上高が前期比17.7%減の1兆3700億円、最終損益はゼロとしています。

日高祥博社長はインターネットでの記者会見で「多くの地域で(20年の)下期は需要の回復を見込むが、地域によってスピードに差がある」と説明し、新興国はコロナ影響が長引き、二輪車販売が減少すると予測しています。

資生堂が2020年12月期の連結業績予想を公表、前期に735億円の黒字だった最終損益が220億円の赤字に転落するとの見通しをたってており、本業の儲けを示す営業損益はゼロ(前期は1138億円の黒字)。

売上高は9530億円(前期比15.8%減)と4年ぶりに1兆円を下回り、併せて発表した6月中間決算は、最終損益が213億円の赤字(前年同期は524億円の黒字)となり、営業損益は34億円の赤字(前年同期689億円の黒字)、売上高は前年同期比26%減の4178億円だった。

新型コロナの感染拡大で外出機会が減ったことと、マスクを着用する人が増えたことにより、口紅をはじめとするメーキャップ商品の販売が特に低迷したようで、魚谷雅彦社長は「大変強い危機感を持っている」と話し、8月から12月まで、魚谷氏の30%減をはじめ役員報酬の減額に踏み切る方針を示し、最悪の場合、前期並みの収益を回復するまでに3年かかるとの見通しも明らかにしています。

とはいえ、化粧についてはもともt高額なうえ、多くの女性たちがメイクをしないことによるメリット(肌の調子が良い、朝の時間にゆとりが出る、お金が貯まるなど)がかなり多いようですから、ひょっとするとメイクするというよりも、化粧水や美容液などの肌をいたわるような商品が今後売れているような気がしますね。

ニコンが2021年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が500億円の赤字(前期は76億円の黒字)になりそうだと発表し、通期の赤字額としては過去最大となるようで、競合となるスマホカメラの性能向上だけでなく、新型コロナウイルスの影響によりさらに主力のカメラ販売が落ち込み、半導体向け製造装置も渡航制限の影響で4~6月に搬入や据え付けができなかったようです。

売上高は前期比29%減の4200億円、営業損益は750億円の赤字(前期は67億円の黒字)を見込んでおり、同日、発表した4~6月期の最終損益は135億円の赤字(前年同期は82億円の黒字)、売上高は55%減の647億円でした。

この時期、赤字決算は増えるでしょうし、黒字決算となったとしても前年比を大きく下回ることになるでしょうね。

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