日産赤字6712億円
2020年5月29日
日産自動車が発表した2020年3月期の連結決算では、最終損益が6712億円の赤字(前の期は3191億円の黒字)となったようですね。
構造改革費用を約6000億円計上したほか、新型コロナウイルスの感染拡大などで販売減が響いたようで、今後は世界の生産能力を2割減らし、販売台数より収益性を重視する経営に転換するのだそうです。
日産の最終赤字はリーマン・ショック直後の2009年3月期以来、11年ぶりとなるのだそうで、この赤字額は元会長であったカルロス・ゴーンのもと経営再建を進めた2000年3月期(6843億円)に次ぐ規模となるようで、新たな中期経営計画を発表し、24年3月期までの4年間で生産能力を20%削減し540万台体制とし、稼働率を80%以上に高めるなどの措置で年間固定費を18年度比で3000億円削減する計画なのだとか。
インドネシアの工場を閉鎖、スペインの工場も閉鎖に向け協議を始めているようですが、バルセロナ工場では閉鎖に反対するデモ参加者が工場前でタイヤに火をつけ燃やすなど激しく抗議しているようです。
しかし、タイヤを燃やすって、かなり過激ですし、環境によくないことをよくやりますよね。
とはいえ、ただでさせ、このコロナウイルスの状況下においてフラストレーションは溜まっているでしょうし、労働組合によれば、工場や周辺施設では3000人が雇用されており、間接的には最大2万5000人の雇用に影響が出る恐れがあるということですから、大規模なデモとなるのもうなづけますよね。
しかし、間接的ってなんでしょうね?
雇用者の8倍もの数字となっていますけど、ちょっと不思議な数字ではありますけどね。
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