メインバンクの考え方
会社経営を行なっているとメインバンクというものがあり、長年銀行と取引をしている企業であれば、ほぼメインバンクが決まっているといってもいいでしょう。
それでは一体、メインバンクというのは一体どういうものなのでしょうか?
まず、メインバンクというのは企業が銀行と取引を行なっていく上で、最も利用頻度の高い銀行のことで、銀行融資を考えた場合、真っ先に相談し、支援してもらえるような関係を築いて置きたい銀行のことです。
このようにメインバンクに対して企業が期待することは、融資だけに限らず、最後まで面倒を見てるくれることで、他の銀行が一切融資してくれなくても、最後まで融資してくれることが多いのですが、だからといって、会社の資金繰りが回るようにいつまでも融資し続けてくれるというわけではありません。
さて、このようなメインバンクなのですが、企業自らが「〇〇銀行にメインバンクになって欲しい」とお願いするようなものではなく、一般的にはいくつかの銀行から融資を受けていく中で、最も多く融資してくれる銀行がメインバンクとなっていきます。
このメインバンクの理想としては、年商10億以上もあるような企業であれば、メガバンクや地方銀行などがお勧めの銀行となり、10億未満の企業であれば、地方銀行や信用金庫、信用組合などがこれにあたります。
他にも政府系金融機関もあることにはあるのですが、融資金額には限度額がありますので、メインバンクにするというよりも先ほどの銀行を補完してくれる銀行という位置付けのほうがいいでしょう。
さて、メインバンクが決まったら、この銀行に取引を集めていくようにします。
売上金の入金や手形・小切手決済、口座振替や振込などを集中させ、取り扱いを多くするようにします。
そうすることにより、メインバンクが企業の売上・仕入・資金繰りを把握しやすくなり、利便性が高くなるというものです。
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