三菱UFJ銀行、デジタル資産事業に参入

三菱UFJ銀行が、アニメやゲームなどのコンテンツを改ざんやコピーが難しい形でデジタル化できる非代替性トークン(NFT)などのデジタル資産事業に参入するようで、まずは香港の大手アニモカブランズと協業し、NFTの発行支援や取引市場の運営など幅広い事業を検討するのだそうで、邦銀でNFT関連事業を手掛けるのは初めてとなり、年内にもサービスを始める予定です。

協業するアニモカブランズは、ブロックチェーン(分散型台帳)を使ったゲームやNFT、仮想空間「メタバース」などを手掛ける香港企業で2021年10月に日本に進出。

NFTはアニメや芸術作品などのコンテンツを改ざんできない形でデジタル化できる技術で、コンテンツを持つ企業や個人と連携してNFTを発行しているほか、利用者同士が売り買いする取引市場もあり、金融機関としてのノウハウを生かせると判断したようで、売買時の本人確認や資産を安全に保管するなどの業務も視野に入れられています。

NFTとは

NFTとは「Non-Fungible Token(ノン ファンジブル トークン)」の略で、非代替性トークンのことで、わかりやすくすれば「替えが効かない、唯一無二の」という意味になります。

デジタル世界における権利を記録することができるデジタル資産のことを指しており、このNFTの登場により自分が保有するデジタル資産を唯一無二の存在として証明することができ、デジタルの世界に資産価値が生まれるようなりました。

2021年初頭から急激に取引量が伸びており、アートや音楽は数十億を超える金額で取引が成立しており、まさにNFTバブルと言えるような状況になっています。

2021年3月には、Twitter創業者のジャック・ドーシーの出品したTwitterの初ツイートが約3億円で落札され、テスラのイーロン・マスクが出品した音楽作品には約1億円の値が付いており、日本人では、VRアーティストのせきぐちあいみが出品した作品が、約1,300万円で落札されるなど、話題に事欠かない状況が続いている状況です。

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