SBI新生銀行に社名変更で調整

SBIホールディングス傘下の新生銀行が社名を「SBI新生銀行」に変更する方向で最終調整しているようです。

2023年1月に社名を変更する予定で、新生銀行は21年12月にSBIの傘下に入っており、新生銀行とSBI傘下の各社との連携を深める狙いがあるようです。

6月に開く株主総会に社名を「SBI新生銀行」に変更する議案を提出する方向で、社名を正式に変更するには、金融庁による認可に加え、株主総会での承認が必要になります。

21年12月に成立したTOB(株式公開買い付け)で、SBIが株式の約48%を握る連結子会社となった新生銀行ですが、新生銀の川島克哉社長は「(社名変更で)SBIが新生銀にコミットすることを表せる」と述べ、6月の株主総会に向けて行名の見直しを検討していました。

新生銀行は、平成10年に経営破綻した旧日本長期信用銀行が前身で、一時国有化された後、12年にアメリカ投資会社を中心とする投資組合に譲渡され、現在の社名となっており、SBIが、株式公開買い付け(TOB)を経て連結子会社化し、互いの顧客基盤を生かして相乗効果を発揮する戦略を描いています。

なお新生銀には過去に注入された公的資金が残っており、返済が課題となっています。

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