お金のことは人任せにしない

会社事業が拡大していくと、経営者が何もかもやっていては手が回らなくなりますので、社員を増やし税理士などの外部の人間に任せることも増えてくるかと思います。

なにせ1人でできることには限りがありますから、事業が大きくなればなるほど、あらゆることに対応していられなくなりますから、社の中で信頼できる社員を育てていかなければなりません。

とはいえ、注意しておきたいのは、どんなに信頼できる社員を育てたとしても、その全てを信頼するのではなく、特にお金周りの業務については、しっかりとチェックしておかなければなりません。

なにせ人間というのは実に脆いもので、目の前にお金があるとついつい良心が薄れてしまうもので、ましてや儲かっている会社のお金であれば、ちょっとくらいは・・・なんて気持ちも芽生えてしまいがちなんです。

つまり、お金の全てを人任せにしてしまうのは大変危険で、ひいては横領などの不祥事にまで発展しまいますし、経営者がしっかりとチェックしなければなりません。

そもそも1人の人間がお金の出入りに関する業務を全て行えるというのは問題を引き起こす原因ともなります。

可能であれば、お金を受け取る人、勘定する人、入金する人などのように分散しておくとリスクを避けることができます。

とはいえ、中小規模であれば、そこまでの人件費をかけることもできないでしょうから、経営者自らがチェックを行いようにしましょう。

金銭トラブルを起こした人の理由は、たいてい、ほんの出来心から小額の金額を始まり、それがバレないことから、どんどんと回数を重ねていき、その金額もどんどんと大胆になっていくというものです。

経営者たるもの、会社の不祥事が起こる原因は、必ず自分にあると肝に銘じ、自分なりのリスクヘッジを積極的に考えておくべきなのです。

銀行印と実印は、たとえ誰であっても渡さないようにしておきましょう。

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