会社を経営していく中で、会社間を行き交うお金の流れは至ってシンプルなのですが、資金繰りに悩まされている経営者の場合、このお金の流れに問題を抱えていることが多く、大抵の場合はお金の流れが複雑であったり、お金の動き自体が不明瞭であったりします。

このように言葉にすれば理解しやすいのですが、実際には資金繰りに悩んでいる多くの経営者様は、これに気づいていないことが多く、まるで他人事のように聞き流してしまいがちです。

ですので、まずは資金繰りをコントロールするところから見直してみることがいいでしょう。

お金の動きを読むことができれば、自ずと資金繰りをコントロールすることができますし、シンプルに捉えるようにするのです。

というのもお金の動きが複雑出会ったり、不明瞭な動きをしていると、それ自体をコントロールすることが難しくなります。

まずはお金の動きをシンプル化、誰がみてもわかりやすい仕組みにしていくことが大切です。

さて、お金の流れを不明瞭にしてしまう原因とは一体、どのようなことなのでしょうか？

銀行間でのお金の動きなら通帳なり、インターネットでも確認できますし、入出金の確認はさほど難しくありません。

実はお金の動きを不明瞭にさせている原因は、手元にあるお金、つまり手金で、通帳への現金の入出金をしっかりと把握しておくことが重要です。

手金を口座に入金したときに、このお金はなんのお金なのか？そして口座からお金を引き出すときに、このお金はなんのために使用するのか？

しっかりと把握しておかなければ、資金繰りをコントロールすることはできません。

そもそも資金繰りの悩みというものは、現状のお金の流れが把握できていないことから生まれてくるものなのです。

ですので、手金による入出金についてはしっかりとわかるようにメモや、直接通帳にでも書き込んでおくようにしましょう。