個人向け休業支援金、10日から申請

休業者が勤め先を通さずに国から生活資金をもらえる新しい制度の受け付けが10日から始まります。

月内の支給開始を目指すのだそうで、雇用調整助成金を使えない中小企業などの従業員が対象となっておりパート労働者も含まれていて約64万人の利用が見込まれています。

そもそも企業対象の雇用調整助成金は手続きが煩雑となっていて、申請を断念する企業も多く、今回新設される「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」は休業者が直接、国に申請する方法で、月33万円を上限に休業前の平均賃金の8割が個人の口座に振り込まれることになります。

対象は4~9月に事業者の指示で休業し、会社から休業手当を受け取っていない中小企業の労働者で、休業前の半年間のうち3カ月分の平均賃金をもとに基準となる賃金を計算し、その8割(最大日額1万1千円)が給付されます。

申請には事業主の指示で休業している事実の証明書など5種類の書類が必要となり、郵送で受け付けられるようで、オンライン申請は準備中とのことですが、10日は間に合わない可能性があるようです。

まぁ、間に合ったとしてもまたトラブルで止まってしまっては元も子もないですからね。

申請から2週間での支給が目標となっており、書類に必要な事業主の署名は協力が得られない場合、空欄でも手続きに入れるようになるとのことで、こうしたケースについては都道府県ごとに置く労働局が事業主に報告を求めることになります。

色々と施策を打ち出してくれるのはありがたいのですが、その実行力まで含めてしっかりと考え、かつシンプルな支援金制度を提供して欲しいですよね。

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