コントレア株式会社、プレシリーズAで総額約1.4億円の資金調達

動画を活用したインフォームド・コンセント支援システム「MediOS (メディオス) 」を提供するコントレア株式会社が、Coral Capital、千葉道場ファンド、個人投資家を引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行を実施し、総額1.4億円の資金調達を完了しました。

調達した資金は、システムおよび動画コンテンツの開発強化、営業・マーケティング体制の強化に充て、2024年の医師の働き方改革に向けた医療現場のDXを推進していくそうですよ。

医療業界では2024年4月に働き方改革に関する法律が適用され、医師の時間外労働時間に上限が設けられるため、医療現場の効率化が急務となっており、MediOSは2021年1月にβ版をローンチし、大学病院を始めとした200~700床の病院で導入され、導入効果として医師の説明時間が患者一人あたり33%短縮されました。

また、高齢者が多い中にあっても7割以上の患者が自力で動画視聴を完了し、理解度も4.6点 (5段階中) を取得するなど、医師および患者の双方にとって良い効果が出ています。

そこで、調達した資金は2024年の医師の働き方改革に向けて、動画コンテンツの拡張、より滑らかなUXを提供するためのシステム開発、営業・マーケティング体制の強化に投資し、医療現場の効率化と患者エンゲージメント向上を推進して参ります。

MediOSとは

MediOSは医療者が患者さんとの本質的な説明に注力できるようインフォームド・コンセント (IC) を支援するクラウド型 IC支援システムで、医師が「講義」ではなく「対話」に注力し、医師・患者間のコミュニケーションを豊かにする支援システムとなっています。

病気の概要や治療方法、合併症などの「講義」に該当する部分は患者個別性が少なく、医師にとっては標準的で繰り返しの説明となり、そこでMediOSでは「講義」の部分をアニメーションを用いた動画でサポート。


医師は患者の病状や治療法に応じて動画を組み合わせることで、患者ごとにカスタムされた動画を発行でき、患者は医師から発行された動画を好きな場所・時間から何度でも繰り返し視聴できます。

さらに、システム内で事前に質問を登録することができるので、医師への質問や疑問点の伝え忘れを防止可能で、患者の自宅や病院内の待ち時間などでMediOSを利用することにより、診察室を拡張することができます。

患者の理解度が高まった状態で医師との対面の説明に臨むことで、医師の「講義」の効率化はもちろん、より本質的な「対話」に注力することができ、信頼関係の強化にも繋がります。今まで人力に頼っていた領域にデジタルのエッセンスを加えることで、医療現場の効率化と患者エンゲージメント向上を両立できるプロダクトを目指しています。

MediOS(メディオス)

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