資金繰りと資金調達に関するアンケート結果
7月20日は「中小企業の日」
まさかこんな日があるなんて知りませんでしたね。
なんでも中小企業庁が定める中小企業・小規模事業者の存在意義や魅力等に関する正しい理解を広く醸成する機会を国民運動として提供していくための活動の一環のようで、中小企業基本法の公布・施行日である7月20日を「中小企業の日」とし、7月の1ヶ月間は「中小企業魅力発信月間」なのだそうですよ。
そしてそんな日に、freee finance labが、中小企業(個人事業主を含む)221社を対象とした「資金繰りと資金調達に関するアンケート調査」を公開しました。
まず過去1年間の資金繰り状況について質問については「良い・非常に良い」と答えたのは全体の34.4%、「悪い・非常に悪い」という回答が約19.4%となったようで、その「悪い・非常に悪い」と回答した事業者に対し、その理由(影響の大きいものを3つまで)を回答してもらったところ、1位が「売上が減少した」(40%)が突出して多く、次に「経費が増加した」(13.2%)、「資金調達ができなかった」(13.2%)、「資金繰り計画を立てていなかった」(11.3%)となったようです。
過去1年においても「売上が減少した」という理由が1番だというのはちょっと怖いですね。
現在もコロナウイルスの収束が見えていませんから、さらなる悪化も考えられますからね。
そして今後1年間に資金調達が必要になるかという問いに対しては「必要」と回答した事業者が4割を超えているのだそうで、ここが1番の悩みとなるのは当然と言えば、当然で、4割弱ということの方が、驚きかもしれません。
しかも資金調達が必要と回答した事業者の中には、資金調達の目途が立っていないという事業者が約6割もいるということで、こう考えると政府の助成金のフローの簡潔化とスピードはますます重要になってきますよね。
資金繰りの悪化する中小企業に見られる特徴として、以下のような項目があるようですから、こちらを確認しておきたいですね。
- 資金繰り状況を把握していない
- 売上・支出の増加・減少の見立てができていない
- 短期事業計画を立てていない
- 財務諸表の見方がわからない
- 借入金の返済計画に無理がある
- 売掛金の回収と支払いのバランスが悪い
- 中長期の事業計画を立てていない
- 人件費をかけすぎ
- 損益計画に無理がある
- 投資計画に無理がある
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