資金業者を選ぶ際に重要視すること
企業が保有する売掛債権をファクタリング会社に売却し、すぐに現金化することをファクタリングといって、売掛先から売上代金が入金されるより前に資金を調達することができるということで、近年日本でも話題となりつつあります。
これまで日本で資金調達というと、銀行融資一択といってもいい状況だったのですが、銀行融資は時間も手間もかかるうえ、ベンチャー企業であれば中なら審査が通らないなどの問題もあり、昨今の中小企業にとっては厳しいものでした。
ファクタリングが人気となってきた背景には、ざっくりというと、審査も簡単、即日融資できるという簡潔さ、そして何より担保や保証人は必要としない信用貸しのようなものとなっているのが受けており、急な支払いに困っている企業にとっては使い勝手のいい資金調達方法となっています。
また、経済産業省中小企業庁でも、中小企業は資金調達の方法として借り入れに依存することなく、売掛債権を有効活用することを推奨していますし、これが人気を後押ししているといっても過言ではないでしょう。
さて、株式会社日経フィナンシャルトライが実施した、ファクタリングサービスに関する意識調査によれば、資金業者を選ぶ理由の1位は「社会的信頼度」なのだそうで、ファクタリングの人気が高くなっているとは言え、まだまだ認知度やサービス理解度は低いので、資金調達方法の一つとして認知はされていないようですね。
とはいえ、昨今の銀行を見ていると、「社会的信頼度」があるとはいえ、人々が思っている以上にクリーンな企業ばかりだとは言えませんから、かえって「社会的信頼度」だけで判断するのは難しいところです。
なにせ、地方銀行は業績不振が続き、存続さえ危ぶまれつつある現状ですから、まずは経営者が様々な状況を把握し、知識を持っておくことが大切ですね。
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