パワード義足を開発するBionicM株式会社、資金調達実施
2020年9月7日
すべての人々のモビリティに力を与えること「Powering Mobility for All」をミッションとし、下肢切断者のモビリティを向上させるパワード義足を開発するBionicM株式会社が、事業拡大を目的に資金調達および経営体制を強化したようですよ。
5.5億円のシリーズAを実施
資金調達においては2020年8月に、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズに加え、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、国立研究開発法人科学技術振興機構の3社を引受先とする第三者割当増資により、合計5.5億円の資金調達を実施。
今回の資金調達では以下のことに注力し、
- パワード義足の実用化に向けた研究開発・臨床評価試験・生産・販売
- 日本・中国両国における事業活動の加速
- 知財戦略実行の強化
- 人材採用
開発・臨床評価試験においては、2021年の実用化に向けトライアルユーザーを募集し、製品としてのブラッシュアップを進めていくのだそうです。
経営体制の強化では、取締役として程 涛氏が就任。
程氏は東京大学における自身の研究成果を事業化した起業家でもあり、中国百度の日本法人バイドゥ株式会社との経営統合後は、世界初のプロジェクター付きシーリングライト「popIn Aladdin」を開発・販売しており、IoT技術領域・アジア地域ビジネスのスペシャリストとしての知見をもとに事業へ支援してもらうようです。
新役員体制
- 代表取締役社長:孫 小軍
- 取締役COO :関口 哲平
- 社外取締役 :井出 啓介
- 社外取締役 :程 涛(新任)
- 執行役員 :半澤 誠規
経営体制の強化
BionicMの中国におけるビジネス展開の拠点として、中国深圳市に新たにBionicMの子会社として現地法人「深圳健行仿生技术有限公司」を設立。
「深圳健行仿生技术有限公司」の副総経理(COO)には、中国情報通信業界やビジネスイノベーションのエキスパートの王寧氏が就任。
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