PicoCELAが清水建設など4社から資金調達
無線通信技術ベンチャーのPicoCELA(ピコセラ)が2020年8月18日までに清水建設、双日、日本郵政キャピタル、岡三キャピタルパートナーズの4社から第三者割当増資などで資金を調達したのだそうですよ。
調達額は公表されていませんが、4社のうち清水建設は社外のベンチャー企業との協業を通じたオープンイノベーション推進のために設定した上限100億円の出資枠の第1号案件として、PicoCELAに出資していて、同社との協業による技術開発を通じて工事現場の通信環境を整備し、現場でのIT活用を高度化させる方針のようです。
PicoCELAは、2008年の創業以来、世界最高の無線メッシュ技術の開発と実用化を目指してきており、国内外で200サイト以上の運用実績を有しており、年間延べ利用者数は100万人以上に達しているのだそうで、多くの導入箇所で7割以上のLANケーブル削減に成功し、建設現場や物流倉庫などのIoT普及を促進させる技術の一つとして注目されています。
コロナ禍におけるテレワーク環境の早期構築実現を支援する「ケーブルいらず』」を提供しており、PicoCELAが提供するこれらのエンタープライズ無線メッシュ製品群は、VPN接続によるセキュアなテレワーク環境を、本社オフィスでのWi-Fi環境と同等レベルで簡単構築することが可能となっています。
PicoCELAの「無線メッシュ+VPN」で遠隔オフィス空間をグレードアップ
(1) 個々のPCへのリモートアクセスVPNソフトの導入が不要で、社内LANへ接続。
本社オフィスに設置したPicoCELAデバイスをVPNサーバとし、遠隔オフィスに設置したPicoCELAデバイスをVPNクライアントとすると、両者の間でセキュアなVPN回線が構築されます。遠隔オフィスのPicoCELAデバイスに接続した端末は、個々のPCへのリモートアクセスVPNソフトの導入を行わなくともオフィス内の社内LANへ接続できます。
(2) スプリットトンネル対応。本社オフィスのネットワークに負荷をかけない。
遠隔オフィスからのすべてのトラフィックを本社オフィスの社内LANへ流すフルトンネルに加えて、特定の社内サーバや本社のグローバルIPアドレス経由でないと接続できないクラウドサービス等のみを本社オフィスの社内LANへ流す、スプリットトンネルにも対応。本社オフィスにかかる負荷を大幅に軽減します。
(3) PicoCELAのエンタープライズ無線メッシュにより広域かつ大容量なWi-Fi空間を遠隔オフィスにも提供。
ミッションクリティカルなエンタープライズ市場で数多くの導入実績を誇るPicoCELAの無線メッシュ技術。遠隔オフィスでも、その能力を存分にご活用いただけます。広大な遠隔オフィスの隅々までをWi-Fi空間化したり、多数の端末を収容する必要のある遠隔オフィスでの高密度アクセスポイント配置による大容量Wi-Fi空間の構築、さらにはワーケーション先のリゾートホテルの屋外キャンパスでのWi-Fi空間化なども可能にします。
(4) リモートアクセスVPN非対応のWi-Fi端末も社内LANへ接続可能
遠隔オフィス内でオフィスIoT機器等の接続が必要な場合であっても、これらのIoT機器にはリモートアクセスVPN機能が搭載されていない場合があります。このような機器であっても、PicoCELAデバイスがセキュアなVPN回線の確保を肩代わりすることで、本社オフィス内の社内LANへ接続させることができます。
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