エシカル・スピリッツ、2億円の資金調達
「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」を目指し、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ株式会社が、さらなる事業拡大に向け新たに約2億円超の第三者割当増資を実施。
Beyond Next Ventures株式会社による追加出資をはじめ新たに、サントリーホールディングス株式会社や、株式会社ベクトル、SMBCベンチャーキャピタル株式会社からの出資となり、今回の調達資金は、現在建設を進めている新たな再生型蒸留所と、引き続き海外を拠点とした販路の更なる拡大へ投資する予定となっているようで、新たな再生型蒸留所として、国立森林総合研究所が切り拓いた研究成果をもとに、民間事業者として初となる”木の酒の蒸溜所”の建設予定なのだとか。
また、”木のお酒”「WoodSpirits」の製品化及び販売に向けたプロジェクトも進行中。
海外市場において複数の品評会で世界トップクラスの評価を受けたことにより、エシカル・ジンの海外での需要も高まっていて、今年、イタリアで独占契約に基づく大規模な販売が開始され、英国・フランスでも今後本格的な販売がスタートする予定なのだそうで、この動きを更に拡大するため、ジンの世界最大の市場であり、国際的なスピリッツ市場のハブである英国に、2022年中での拠点開設を予定なのだとか。
チームメンバーのバックグラウンドは日本・英国・ハンガリー・リトアニアと更に多様になっており、英国を拠点にドイツやスペインなどスピリッツの本場にも挑みながら、世界をリードする蒸留ベンチャーを目指していくようですよ。
The Ethical Spirits & Co.
2020年3月、日本酒生産工程の最後に生成され本来は廃棄されてしまう素材であった「酒粕」を再蒸留することでクラフトジン『LAST』を生産、販売を開始。注目は生産方法のみならず、ウイスキー業界で最も権威のある品評会WWAのジン部門「World Gin Awards 2021」での国別の最高賞を、英国「IWSC2021」では最高賞である GOLD OUTSTANDING を受賞し、世界での上位9の作品に日本勢といて唯一選ばれるなどジンとしても高い評価を受けています。
2021年1月には、エシカル生産及び消費に特化した世界初の再生型蒸留所「東京リバーサイド蒸溜所」を東京蔵前に建設し、当蒸留所内には自社で運営するクラフトジンに特化したバーダイニングをオープン。
同年6月には、国立森林総合研究所が切り拓いた研究成果をもとにした民間事業者として初となる”木のお酒”「WoodSpirits」の製品化及び販売への挑戦を発表し、同時に1.4億円の資金調達を実施。
2022年1月には、コーヒー豆の出し殻から作るクラフトジンやエシカルスイーツを提供する “コーヒー&ジンスタンド”『The Ethical Spirits & Coffee』1号店を東京大手町にオープン。現在、新たな再生型蒸留所の建設と、海外販路の更なる拡大に向けて躍進中。
「Starring the hidden gem(隠れた才能をステージへ)」を理念に、世界をリードするサステイナブルなスピリッツブランドを目指します。
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