フツパー、4.2億円の資金調達

株式会社フツパーが、ANRIをリードインベスターとして、フューチャーベンチャーキャピタル、池田泉州キャピタル、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、関西みらい2号投資事業組合(りそなキャピタル株式会社、以下りそなキャピタル)、および既存投資家から総額4.2億円の資金調達を実施。

フツパーはこれまで約1.2億円の資金調達を実施しており、今回の調達により累計調達額は5.4億円となり、さらに本日8月1日より関東エリアへの事業拡大及び採用強化のため、関東支社を開設。

「はやい・やすい・巧い」外観検査自動化AIソリューションをお届けし、製造業の労働力不足解消を目指します。

AI・ロボットで解決

フツパーは「最新テクノロジーを確かな労働力に」をミッションに、製造業の人手不足をAIやロボットで解決する大阪発のスタートアップで、2020年4月の創業より現在3期目を迎え、外観検査自動化AIサービス「メキキバイト」をはじめとするAIソリューションは30社を超える企業に導入されています。

メキキバイトは、お客様ごとに、オーダーメイドで作成した画像認識AIを組み込んだデバイス(エッジデバイス)を現場に導入し、検品業務などの「目」で行う業務を代替するサービス。

今後は検品・検査業務の自動化から、ロボットアーム等を組み合わせた不良品除去の自動化、その先の製造プロセス全体の最適化に向けたトータルソリューションの開発を進めると共に、製造業の革新的なDXを支えていくようで、今回の資金調達により、セールス、エンジニア、コーポレート全ての部門での人材採用の強化及び積極的なプロダクト開発を推進。

2024年3月期には正社員の人数を50名超とし、更なる事業の拡大、新規ソリューションの積極的な開発により、多くのお客様に確かなテクノロジーを届けていくようです。

日本の人手不足、特に製造業ではその問題が深刻になっており、そんな現状を打破すべく、人工知能や人に代わって機械が作業を行うサービスが数多く流通しているのですが、世の中には普及しているとはいえず、そもそも一般的に最新技術の導入においては、大規模な設備投資や人材コストが必要で、今後の社会の情勢を見据え、AIに投資を行うことができたのは予算を持つ大手企業ばかりでした。

真に人材不足に困る中小企業に対し、我々は”はやい・やすい・巧いAI”をモットーに、最新技術を世の中に広めてまいります。

人手不足の製造業

製造業の多くの企業が人手不足に陥っており、特に技能人材が不足していて、その要因として、労働力人口の減少、製造業特有のマイナスイメージがあることが挙げられます。

近年、製造業の就業者数は18年間で157万人減少しており、さらに若年就業者数は、2002~2020年の18年間で125万人減少しています。

将来を担う人材確保が進んでいない中、熟練技術者とされる高齢者層の退職後に向けて、在職中の若年就業者への技能継承も急務となっており、いまや製造業の人手不足を解消するには、若手技術者の育成や外国人労働者やシニア層の雇用強化を図ることが重要で、さらにはIoT・AI技術を活用した生産工程の効率化が必須となってきます。

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