ZVCをリード投資家に3億円の資金調達をファーストクローズで完了

株式会社Lincが、LINEヤフー株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルであるZ Venture Capital株式会社をリードインベスターとし、3億円の資金調達をファーストクローズにて完了。

調達した資金は、AI採用プラットフォーム「Linc Global Hub(以下、グロハブ)」の機能強化、およびAI・プロダクト開発体制の強化に充当し、具体的には、中国・北京にAIとプロダクト開発のR&Dセンターを設立、AIを活用した新規プロダクト開発を加速させます。

日本は今、歴史的な労働力不足という大きな社会課題に直面しており、少子高齢化を背景に、飲食、宿泊、介護、建設といった業界で人材不足が極めて深刻化しており、国内の労働力だけで事業を維持することが困難な状況となっています。

ある調査では、今後15年間で日本人労働力人口が約1割減少すると予測されており、この構造的な課題に対し、日本政府は外国人材の受け入れを国策として強力に推進していて、2024年には、今後5年間で最大82万人の特定技能外国人を受け入れる目標を閣議決定しました。

また人材確保と育成を目的とした「育成就労制度」が創設され、外国人材がより質の高いスキルを持って日本で活躍できる道筋が整備されつつあり、このようなマクロ環境の変化を追い風に、Lincが提供するAI採用プラットフォーム「グロハブ」は、多くの企業の外国人採用と定着課題を解決し、急成長を遂げています。

AI採用プラットフォーム「グロハブ」


AI採用プラットフォーム「グロハブ」

「グロハブ」は、日本初の外国人材に特化したAI採用プラットフォームで、外国人材を採用したい企業の求人と、国内外の人材紹介会社が持つ求職者情報を集約し、AIが最適なマッチングを支援するだけでなく、採用プロセスを一元管理します。

グロハブが解決する採用現場の課題

  • 採用のミスマッチ: AIが企業の求人内容や過去の採用データを学習し、候補者とのマッチング度をスコアリングすることで、ミスマッチを無くし採用後の定着率向上に貢献。
  • 非効率なコミュニケーション: メールやSNSでの煩雑な連絡やスケジュール調整を、システム内の多言語対応AIメッセンジャーで一元化・自動回答。
  • 煩雑な情報管理: 履歴書や在留カード等の情報を手作業のExcelで管理することによるミスや抜け漏れを、AIによる書類の自動読み取り&アラート設定でデータを一元管理し更新業務を自動化。

導入企業様の声(一部抜粋)

  • ダイニングイノベーション様(飲食): 「グロハブ最大の強みは人材の質が非常に高いこと。マッチングした人材は既に店長に昇格しご活躍頂いている。今後も当社グループ全体のサポートを期待している。」
  • ハイランドリゾート様(宿泊): 「外国人材採用をグロハブで一本化でき、複数の外国人材紹介企業に足を運んで動いたりすることなく母集団を形成し良い人材に出会うことができた。採用管理機能も素晴らしく、Excel管理から解放され業務効率化につながった。」

Lincは今回の資金調達を通じて、自社のプロダクトとAI基盤を強化し、採用の枠を超え、外国人材の就労から生活までを包括的に支援するエコシステムの構築を加速