アセット・ファイナンスの基本構造とメリット
2018年3月27日
2019年5月27日
アセット・ファイナンスとは、保有する資産を活用した資金調達方法です。具体的には、保有している資産が将来生み出す利益を担保として融資を受けるというものです。
アセット・ファイナンスの基本構造
アセット・ファイナンスを行う際は、まず担保となる資産をSPCと呼ばれる特別目的会社、または一般社団法人に譲渡します。
これを倒産隔離と呼びます。
譲渡する資産は不動産や知的財産、売掛債権など、将来利益を生み出す見込みのある資産です。
そして倒産隔離後、銀行からSPCもしくは一般社団法人に融資を実行し、その融資金が資産の譲渡金という形で入ってきます。
その後、担保となっている資産が生み出した利益の中から、銀行に対して融資の返済が充てられていく形です。
アセット・ファイナンスのメリット
アセット・ファイナンスのメリットは、保有する資産の現在の価値がそこまで高くなくとも大きな融資を得ることが出来る可能性がある点です。
アセット・ファイナンスは現在の資産価値ではなく、資産が将来生み出す利益を担保としているため、資産の将来性が認められれば十分可能です。
また、アセット・ファイナンスは結果として将来の利益を先取りする形となり、それを更なる投資に充てることが出来るため、事業拡大のチャンスを広げられます。
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