フューチャークエスト、プレシードラウンド資金調達を実施

海上DXの推進によって「One Ocean」(一つの海)の実現を目指すフューチャークエスト株式会社が、DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合を引き受け先として、資金調達を実施。

今回の資金調達により、海上通信プラットフォーム「コースタルリンク」の事業展開に向けた組織体制整備、大学・研究機関との共同研究実施、海上デジタル通信普及のための制度改革にむけた活動をより一層積極的に行います。

フューチャークエストは海上デジタル通信プロバイダとして、すべての船とすべての港を一つにつなぎ、One Ocean(一つの海)を実現することを目指しています。

現在、各国において、次世代AISと称される新たな海上通信規格であるVDESの普及推進に向けた動きが活発化しており、国内においても、海運、造船、通信、流通などの関連企業・団体による実証実験や事業化の動きが本格化します。

国際情勢が急変している今、経済安全保障の観点からも、このような動きが世界的規模で加速する可能性が高まっています。

2021年の設立以来、すべての船舶、港湾施設のために一元的デジタル交信を可能にする海上通信プラットフォーム「コースタルリンク(CoastalLink商標登録出願中)」の企画・開発を進め、海難事故防止に貢献することを目指しており、この夏、「コースタルリンク」の試作システムを完成させ、現在、小型船を中心とした技術検証と、制度改革推進に向けた課題検証のための実証実験を行っています。

VDESを活用して、まず沿岸域を中心とした海上通信インフラを構築していくために、2024年からのVDESの段階的施行のタイミングに合わせた「コースタルリンク」のサービス開始を企図、海上におけるデータ通信の普及により、サードパーティーによるコンテンツ提供を容易にすることで、船舶・港湾に対しするリッチな情報支援を可能にします。

その一環として、船舶、ドローン、そして人が相互のコミュニケーションを実現するフォーマットの開発を進め、最適な通信事業者との提携を進めていき、そして5年後の2027年には、衛星連携を含み、日本のEEZ(排他的経済水域)内において、90%を超えるカバレッジを目指していきます。

広大な海洋におけるコミュニケーション実現のためには、海(船舶)と陸(港湾)、そして空(ドローン)の連携が今後大きな役割を果たすと考えられています。海洋を航行する船舶がリアルタイムで周囲を把握する手段として、ドローンが役立つであろうことは論を待ちません。しかし、海上航行する船舶と海上飛行するドローンが連携していくためには、共通の通信・誘導手段が必至の課題となります。「コースタルリンク」はVDESを活用した海上通信プラットフォームとして、船舶だけではなく、ドローンをサポートし、海上におけるモビリティの推進と相互連携に寄与したいと考えています。

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