事業拡大は慎重に

会社が順調に成長していれば、事業拡大という方向に考えがちですが、まずは一歩踏みとどまって、その事業拡大が正しいものなのかどうかを見つめ直してみましょう。

操業後まもない会社の経営者が陥りがちなことなのですが、若い経営者というのは、失敗の経験も少なく、どうしても危機管理が薄くなりがちで、業績などが上がってくるとどうしてもイケイケになってしまうことがあります。

ですので売上が拡大してくるような兆しが見えてくると、もっと売上をアップさせようと人やモノを調達して事業拡大路線へと突っ走ります。

例えば、新しいパソコンを購入したり、人員を確保したため、机や椅子などの備品を追加で購入といったような場合であればリスクはさほど大きくはないのですが、人員を確保してしまったときは取り返しがつかないことになる場合があります。

もちろん、事業拡大しそのまま売上がアップしていくのであれば、これは成功と言えるのですが、せっかく人員確保したとはいえ、その人員がうまく活用されていなかったり、新しい人員の教育のために既存社員の時間を奪われてしまったりして、本来拡大路線でやらなければならないことをメインにすることができず、共倒れになるなんて失敗もこの世の中には存在するのです。

まぁ、普通に考えればそうですよね、新しく人材を確保したからといって、これまでと同じ技量のある人材を確保できることなんてほぼほぼありませんから、どうしても教育であったり、研修などを行わなければ一人前に仕事をこなせるわけがありません。

しかし、経営経験の浅い経営者は、売上を上げるための人材自身に目を向けることはなかなか難しく、どうしても事業がうまくいっているのだから、人数を増やせばもっと売上が上がるというように考えがちになるのです。

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