五常・アンド・カンパニー、70億円の資金調達

五常・アンド・カンパニー株式会社が、シリーズEラウンド資金調達を実施、シリーズE累計調達額は70億円、2014年7月の創業からの累計資本調達額は207億円に達したのだそうです。

本クローズは、既存株主であるGMO VenturePartners株式会社、TGVest Capital Inc.及びSOMPOホールディングス株式会社のCVC(運営はシリコンバレーのベンチャーキャピタルのTransLink Capital)からの追加出資に加え、ACA Investments Pte. Ltd.、SMBC日興証券株式会社、株式会社QRインベストメントなど計21社にのぼる国内外の機関投資家及び、複数の個人投資家から合計70億円をE種、E2種及びE3種優先株式により調達。

マクロ経済の不安定化、ロシアによるウクライナ侵攻、ミャンマー及びスリランカの政情不安など厳しい事業環境が続きましたが、既存株主のリードによる資金調達を実行できたことは五常グループへの信頼と今後の成長への期待の現れと受け止め、幅広い投資実績を有する国内外の機関投資家からの当社のミッションへの信任のもと、五常は今後もグループ会社との強固なパートナーシップを通じて金融包摂の取り組みを推進します。

インドを中心に新型コロナを乗り越えて成長再加速する既存グループ会社の財務基盤強化及びデジタル化の推進、アジア・アフリカ地域における新たな投資先の買収等を主たる資金使途として、シリーズEラウンドの最終クローズに向けた資金調達を継続してまいります。

運用資産残高は1,000億円に到達

前回2020年12月のシリーズDラウンド資金調達の完了後、インドのSATYA MicroCapitalへの追加出資及び既存株主からの買取を通じて、同社の持分を66.66%に引き上げ、2021年9月にタジキスタンで最も速いスピードで成長する預金取扱マイクロファイナンス機関の一つであるMDO “HUMO”を連結子会社化して中央アジアに進出しました。

2022年3月には、インドでデジタル金融サービスのプラットフォームのMyShubhLifeを展開するDatasigns Technologyへの出資を実行。

経済活動が本格再開し、過去最高の新規融資額を達成したインド事業、周辺国の政情不安にいち早く対応したタジキスタン事業が成長を牽引し、運用資産残高は1,000億円を突破しました。2022年9月現在、グループ従業員8,500人とともに5カ国139万人の顧客に金融サービスを提供しています。

過去5年の金融収益は年率100%で成長を継続しながら、キャッシュレス等のテクノロジーの導入と強固なオペレーションにより延滞債権比率は低位を維持しています。

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