雇用調整助成金のオンライン受付システム再開

厚生労働省が、6月5日(金)12時に、雇用調整助成金のオンライン受付サイトの運用を再開するのだそうです。

このオンライン申請受付、実は5月20日(水)から開始されたのですが、初回登録時に利用者を判別するためのIDが付与されるのですが、システムに問題があり、複数の人が同じタイミングで登録作業を行った場合、複数の人に同一IDが付与されてしまうという不具合が存在しており、開始早々、同日に運用が中断されていました。

そこで、登録段階で重複IDが存在しないかを確認する仕組み、IDの重複付与をなくす仕組みへとシステムを改修し、今回、重複IDの付与を発生させないように再発防止が取られています。

ちなみに、雇用調整助成金の支給実績は6月2日時点で、類型支給申請件数は9万3119件、類型支給決定件数は4万4907件となっているようです。 

厚生労働省が公表した2020年度第2次補正予算案の関連資料では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが減少した事業者が、休業手当を支給して従業員を休ませた場合、政府がその費用の一部を助成する「雇用調整助成金」(特例措置)をさらに拡充する方針が盛り込まれており、6月30日までとしていた特例期間の対象を9月30日まで延長し、休業・教育訓練の助成額の上限額を1万5000円に拡充 、解雇などを行っていない中小企業の場合、助成率を10/10にする、出向期間要件を従来の3か月以上1年以内から、1か月以上1年以内にするなどが盛り込まれています。

「雇用調整助成金」(特例措置)は現在、新型コロナウイルス感染症の影響を受け販売量、売上高などの事業活動を示す指標「生産指標要件」が「1か月5%以上低下」した事業者が、休業手当を支給して従業員を休ませた場合、その費用の一部を助成する助成率を中小企業は80%(4/5)、大企業は約67%(2/3)とされており、 第2次補正予算案では、解雇などを行っていない中小企業の場合、助成率を従来の9/10から10/10に引き上げ、大企業は3/4。

雇用調整助成金の1日あたりの上限額は8330円から1万5000円に、月額の上限額では33万円に拡充されます。

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