運転資金と設備資金

資金管理において、最初に行うことは運転資金と設備資金にわけることで、金融機関などで融資の相談をする場合も、まず最初に運転資金と設備資金の使い道を尋ねられます。

運転資金

運転資金というのは、日常の営業活動における資金のことで、会社の基本的な事業活動である「仕入れをして売る」ということに関するお金のことで、具体的には、売上・仕入のほかに、人件費・家賃の支払い、その他諸経費などがこれに当たります。

そしてこの運転資金は、その性格上短かき期間の資金ともいえ、営業活動の中で発生する債権債務の回収や支払いの期間は、1年を超えることはほぼありません。

そういうわけで、資金を分類する際、短期資金とほぼイコールとなります。

設備資金

会社が設備投資する際に発生する資金のことを設備資金といって、建物・設備など固定資産取得のために使う資金のことで、このお金の性質上、多額のお金が必要になりますので、返済期間も長期間に渡ることになります。

そういうわけで、設備資金については、長期資金とほぼ同じだということができます。

この2つの資金はしっかりと分けて考えるようにしましょう。

例えば、金融機関から短期の運転資金として借りたお金は、固定資産を取得するために使うのではなく、あくまでも運転資金として日々の営業業務などの支払いなどに使うようにしましょう。

これは、営業活動の支出であれば、短期に販売することができ、その資金を早く回収することができますし、その回収した資金で返済や次の仕入に回すことができるからです。

つまり、お金がうまく循環してくれるというわけです。

ですので、金融機関に融資の相談を行う場合は、この2つの資金用途を明確にし、必要な額の融資を申し込むようにしましょう。

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