税金を安くする2つの方法

稼いでも稼いでも税金でたっぷりと持っていかれる。

経営者であれば、一度はお金を稼ぐのが馬鹿らしくなってくる瞬間があり、いかに税金を安くすればいいのかを検討することもあるでしょう。

税金を安くするための方法には2つあって、1つは「節税」、1つは「脱税」。

一般的に知られているこの2つ、税金を安くするという目的は同じですが、その意味合いは真逆にあり、当然のことながら「脱税」は犯罪行為となります。

「脱税」というのは、売上自体を過少に申告したり、経費を水増しするために、領収書の金額を書き換えたり、架空の仕入れを計上したり、期末在庫を減らしたりなど様々な手段があります。

つまり、法律に定められていることに違反し、税金を不当に低く抑えることであり、絶対に行ってはいけない手段です。

しかし、「節税」は法律で認められた範囲内での処理を行うことによって、税金を合法的に低く抑えるという手段ですから、会社経営のためには、しっかりと検討しておきたいものです。

「うちは会社が赤字だから節税なんてしなくてもいい。」

そんな声が聞こえてきそうですが、赤字だからと言って節税意識を持たないと言うのは考えもので、現在の日本の会社の赤字決算は約8割に近い数字となっていて、赤字なんだから節税もクソもないよと考えがちですが、これはある意味では正しい反面、半分大間違いでもあります。

赤字決算であれば、法人税の金額は基本的にかからないのですが、中には赤字なんだから帳簿も適当でいいだろうなんて思われる経営者さんもいらっしゃるのですが、税務調査では帳簿とそれに基づいた数字をつけ合わせてチェックしますから、帳簿がしっかりしていなければなりません。

というのも「赤字決算だ」と決定するのは経営者ではなく、税務調査ですから、会社が赤字決算であるという証明を帳簿に行わなければならないのです。

実際、きちんと帳簿をつけてみたら、赤字だと思っていたのが黒字だったなんて話は少なくないですし、黒字になっていたとしたら、税金も支払わなければなりませんから、すべては正確な帳簿を作成することが大切なのです。

そして、合法的な節税を積極的に行っていこうとするなら、なににもまして正確な帳簿が必要になってくるのです。

ですので、赤字だからといって帳簿をおざなりにするのではなく、いついかなる時でも正確な帳簿を作成し、無駄な税金を支払うことのないような戦略を練るようにしましょう。

そもそも経営を行っていくうえで、財務上の数字を把握することは重要ですし、少なくとも三ヶ月後の財務状況が読めるように心がけておきましょう。

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