地銀でATM手数料がなくなる

全国の地銀で、ATM手数料の無料サービスを廃止する動きが広がっているのだそうで、いよいよ銀行再編に拍車がかかりそうですね。

現状、キャッシュレス決済の普及によってATM利用者は減少が見込まれることを踏まえ、有料化で維持管理コストを補うという考えなのですが果たしてうまくいくのでしょうかね?

どうやら広島銀行が4月1日から従来は無料だった自行間の口座振込手数料を有料化するのだそうで、振込額が3万円未満は110円、3万円以上は220円を徴収するようで、預かり資産残高や口座開設からの年数などに応じ一部の顧客は無料を続けるようですが、口座を持つ約250万の個人顧客の8割が有料の対象になるのだとか。

また同じく4月1日から自行間の振込手数料で一律110円を徴収するのが中国銀行のようで、日銀のマイナス金利政策で利ざやの縮小傾向が続く一方、人件費やシステムの維持費が増加し「サービスを安定的に維持するため」の措置となるようで、東邦銀行は5月1日から振込手数料を見直すようで、これまでATMでキャッシュカードを使い、同じ支店間で振り込む際は無料だったのですが、今後は330円を新たに徴収するのだそうで、本支店間では振込金額が3万円未満の場合は110円、同3万円以上は330円の手数料を設けていたのですが、見直し後は一律330円となるのだそうです。

静岡県は県内に9の信用金庫があり、信金の口座を持つ顧客も多く、静岡銀行は2000年から県内信金とATMを相互に無料で扱う提携を続けてきたのですが、ATM利用の減少を受け、3月末でこれを解消、キャッシュカードを使った預金の引き出しと振り込みが対象で、これまで無料だった利用手数料が110円かかるようになるのだとか。

しかしこうなってくると、銀行にお金を預けるというのが馬鹿らしくなってきますよね。

預金していても利息はつかないばかりか、ATMを利用するごとに無駄に手数料をとられるわけですから、キャッシュレス化が進んでいくとはいえ、これまで以上にタンス預金が増えていくような気がしますね。

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