儲ける力を図る

会社の収益力の高さを判断する際、注目すべき指標のひとつとして、売上高に対してどれくらい利益を上げているかを示す利益率があります。

最も基本的と言えるのが「売上高営業利益率」で、これは本業での儲けを示す営業利益を売上高で割って算出します。

そして、この数値が大ければ大きいほど、製品やサービスの競争力が高く、収益力があると判断することができます。

一般的に、売上高営業利益率は全業種平均で、3~4%と言われているのですが、実際のところは、単年度だけで評価するのではなく、数年度分を並べ、比較してみるのが重要です。

そもそも会社というのは本業が1番ですから、営業利益というものは会社の稼ぐ力をみるうえで極めて重要な指標となっているのですが、営業利益だけをみているだけでは、売上の伸び以上に利益が増えているのか、それとも思った以上に伸びていないのかを判断することができません。

そこで、売上高に対する営業利益の比率を計算することによって儲ける力を図る必要があるのです。

ちなみにこの売上高営業利益率」が低下した場合、売上総利益率の低下の理由としては、販売費及び一般管理費の比率が高まっていることしかなく、販売促進費や広告宣伝費などの効果を測定できているのか、無駄な支出となっていないのかを見直し、その他人員を増やしすぎていないのか、家賃や事務所にお金をかけすぎていないかなどを検討してみるべきです。

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