企業の格下げ最多

今年格付けが下がった企業は世界で約1400社と最多のペースとなり、企業の借金を返す力が落ちているようですね。

年初より全世界に広がっている新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中央銀行は企業の資金繰りを支援しており、資金調達を行いやすい状況となっているのですが、この現状が、もともと生き残りが難しい企業まで延命されることにも繋がり、将来の危機が深まるのではないかという懸念も出てきています。

そもそも格付けというのは返済能力を反映しており、手元資金を確保するため借入金が膨らむ一方、新型コロナの収束は以前先行きが見えず、返済原資となる将来の稼ぎの回復は鈍くなっています。

S&Pグローバルが格下げした社債発行企業は6月25日までに世界で1392社となり、前年同期の3.4倍に増えているのだそうで、これは過去最多だったリーマン・ショック後の2009年とほぼ同じ水準となっています。

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