ヤマダ電機、銀行サービスに参入

ヤマダ電機を展開するヤマダホールディングスと住信SBIネット銀行が「NEOBANK(ネオバンク)」サービスを利用した新たな金融サービスの実現に向けて合意し、家電購入者向けのバンキングサービスなどの提供に向けて協力していくのだそうです。

「NEOBANK」は、住信SBIネット銀行のITと金融のノウハウを活用し、パートナー企業への銀行機能を提供するBaaSで、JALやCCCなどの金融サービスで採用されています。

ヤマダHDとの提携では、ヤマダ電機の情報家電購入者へのバンキングサービスを提供するほか、新築住宅購入者者への住宅ローンを中心としたバンキングサービス提供なども検討されていて、また、バンキングサービス利用時のヤマダポイント付与や、新たな融資商品の組成と提供においても協力していくようですね。

今回のように銀行免許を持たず、既存の銀行と提携しオンラインでさまざまな銀行サービスを提供するモデルをネオバンクと呼び、ヨーロッパを中心に広がりを見せているのだそうですよ。

ネオバンクとチャレンジャーバンク

海外ではネオバンクと呼ばれる新たな価値提供に取り組む銀行を利用する方々が増えているのだそうで、基本的には、銀行業務ライセンスを取得せず、既存の銀行と提携し、オンライン上で様々な金融サービスを提供するスタートアップ企業またはビジネスモデルのことを指すようで、提携した銀行にネオバンク独自のデジタルインターフェースを構築し、モバイルを利用した預金や決済やキャッシュフロー管理といった機能が提供されます。

また似たようなものに、チャレンジャーバンクというものもあり、こちらは銀行業の登録が必要となっており、銀行業務ライセンスを取得後、モバイル上で従来の銀行と同等のサービスを提供するスタートアップ企業またはビジネスモデルのことを指します。

ネオバンクとは異なり既存の銀行と提携することなく、完全に独立した形態でサービス展開が可能となっているので、従来の銀行では決して行えなかった新しい付加価値を提供できる可能性が秘められています。

これらは、既存の金融機関にとって大きな脅威になるのではと言われている新しい金融サービスで、今後、従来銀行が担ってきた預金や融資といったサービスを代わりに担ってくれる事業者を利用する人がどんどんと増えていきそうですね。

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