メインバンクについて

メインバンクというのは「企業の経営活動において、その取引銀行の中で最も多額の融資を受け、人的・資本的に、あるいは情報の上で密接な関係にある銀行」で、どうしてもベガバンクや大手行のほうが企業イメージがいいので、大手行にこだわってしまう経営者もいますが、実はこれ自分の会社の規模を認識しないまま、こだわってしまうのは愚かな行為です。

まずメインバンクについて認識して欲しいのは、いざというときに本当に頼れる銀行だということで、リスクを伴う資金を出してくれるのかどうかで考えたほうがいいでしょう。

そもそもリスクのない資金であれば、どんな銀行でも貸してくれるでしょう。

中小企業にとって苦しい時にこそ頼りにしたいのがメインバンクですから、見栄や体裁に囚われず、いざという時に頼りとなる銀行と親しい関係を築いておくことが大切です。

大手行が積極的に中小企業に融資を行ってくれますか?

恐らく困った時に大手行にお願いしても無碍にされた中小企業の経営者さんも多いことでしょう。

そもそも大手行が積極的に融資してくれるのは、それなりの規模をもった会社であり、中小企業がメインバンクとして選ぶには少々、不相応です。

やはり中小企業がメインバンクとして選ぶのであれば、まずは地方銀行、そして会社の規模によっては信用金庫や信用組合などが身の丈にあったメインバンクだともいうことができます。

以下が、企業の大きさと適性となる金融機関の目安となります。

  • 年商30億以上・・・・都市銀行
  • 年商数千万〜30億・・・・都市銀行
  • 年商数千万〜10億・・・・都市銀行
  • 年商数百万〜5億円・・・・都市銀行

企業は倒産したら終わりです。

会社が倒産してしまい、自己破産してしまうと、その先10年ほどはお金が借りられない状況になります。

残念なことに、日本の社会では一度倒産した社長が復活できることはかなり険しい道となりますし、一度の失敗は致命的なことになりかねません。

ですので、まず会社の身の丈にあった金融機関との結びつきをしっかりと築いておきましょう。

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