マツキヨとココカラ、10月経営統合

どうやら、ドラッグストア大手のマツモトヨシホールディングス(HD)とココカラファインが、2021年10月に経営統合するようですよ。

新会社を設立し、株式移転で両社を傘下に置くということのようで、この統合によって両社合算の売上高は約1兆円、店舗数では3千店と国内首位に立つのだとか。

新会社のトップには、マツキヨHD創業家の松本清雄社長が就任し、経営体制の詳細や株式移転比率は今後詰められていくようです。

新会社の設立に先立って、マツキヨHDは20年の早い段階でココカラ株の約20%を取得し、持ち分法適用会社にするようで、その統合前に共同仕入れや商品の共通化を始め、いち早く統合効果を引き出していくのだそうです。

業界において18年度の売上高は、マツキヨHDが5759億円で国内5位、ココカラが4005億円で7位となっていて、19年度計画では両社合算で売上高が1兆90億円となり、店舗数は3千店を超えるということで、18年度に首位のツルハHDは19年度に売上高8200億円、店舗数2165店となる見通しのようです。

ドラッグストア14社が発表した12月の営業概況によると、売上高5000億円強の上位5チェーンの既存店売上高は、ツルハHD1.6%増、ウエルシアホールディングス4.5%増、マツモトキヨシ0.0%、サンドラッグ3.1%減、コスモス薬品1.2%増となっており、経済産業省が発表した商業動態統計速報によれば、2019年12月のドラッグストアの売上高は6077億円(前年同月比4.1%増)だったそうで、店舗数は1万6440店(5.0%増)。

ここ最近の中国から始まった新型コロナウイルスによる世界的な拡大を受け、日本国内でも、ドラッグストアだけに限らず、あらゆる店舗でマスクや消毒液など衛生用品の売り上げが急増していて、品薄状態が続いてきています。

メーカーは増産態勢に入っているとはいえ、コロナウイルスの拡大は始まったばかりですので、当分品薄状態は続きそうですね。

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